市場溜は古くからウチワヤンマの縄張りでしたが、気がつくと温暖化で北上を続けるタイワンウチワヤンマがちゃっかり入れ替わっています。
姿もよく似ている両者ですが、使っているニッチもとても似通っているようです。
といっても先住者のウチワヤンマが駆逐されたわけでもなく、6月から現れるウチワヤンマより少し遅れてタイワン・・・が現れて、時間差で棲み分けている感じ。
もちろん重なる時期もあるので、その間はタイワン・・・が良い場所を占領しているように見えます。
生き物の世界というのは、我々が考えているよりずっとダイナミックで、いつも工夫と折り合いをつけながら、命をつないでいるようです。
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