巣立ちびな

公園の野鳥たちの、にぎやかだったさえずりも近頃は低調になりましたが、ウォーキングの途中などに、大木の枝を見上げてみると、野鳥の巣立ちびなや若鳥を見つけるかもしれません。

若鳥たちには、沢の森や多目的広場などのエノキの木で出会うことが多いようです。

シジュウカラは比較的早い時期から繁殖するので、今はもう親鳥とあまり変わらない姿になって、羽繕いする姿も一人前です。

スズメは芝生広場の四阿の屋根で繁殖しているので、巣立ち雛に出会う機会も多いと思います。よく巣から落ちている雛を見かけますが、家に持ち帰るのはNG。野鳥の飼育は法令で禁じられています。元気であれば、落ちた雛にも親鳥は餌を運ぶので、そっとしておくのが正解。

沢の森では毎年キビタキが2~3つがいほど繁殖します。沢の森のツツジの咲く尾根では、時々オス同士が鉢合わせて大ゲンカをしています。美しい姿とさえずりが魅力の夏鳥のスターです。

ウォーキングや散歩のついでの楽しみに、双眼鏡をもってお出かけください。

シジュウカラの若鳥。ぱっと見親鳥と変わらないくらい、スマートになって、かっこよく飛びます。
スズメの巣立ち雛。まだ巣立ったばかりらしく、よちよちとしか飛べません。ちょっとふてぶてしい表情がかえってかわいい。
沢の森で繁殖中のキビタキ♂の餌運び。

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